製菓用マーガリンでおいしいお菓子を作ろう!バターの代わりにも最適

お役立ち情報

お菓子作りにマーガリンを使用すると、味が劣ると考えがちですが、実はバターと似た性質を持つマーガリンも存在します。

多くの人がバターのほうが美味しいと感じるかもしれませんが、製菓用マーガリンならコストを抑えながらも素晴らしい味わいを実現できる可能性があります。

ただし、通常のトースト用マーガリンはお菓子作りには適しておらず、使用すると期待したほどの味にならないことがあります。

しかし、お菓子作り専用のマーガリンを選べば、その問題も解決します。

お菓子作りに適したマーガリンの選び方や、美味しいお菓子を作るためのコツを今回は紹介します。

✔︎ お菓子作りにマーガリンは適していないのか?
✔︎ 美味しいお菓子を作るためのマーガリン使用のコツ3選
✔︎ お菓子作りに最適なマーガリンの選び方
✔︎ マーガリンを使ったおすすめのお菓子レシピ4選

お菓子作り初心者から経験者まで、マーガリンを上手に活用して、家で楽しく美味しいお菓子を作りましょう。

この記事であなたのお菓子作りをサポートできたら嬉しいです!

お菓子作りにマーガリンはNG?

マーガリンを使ってお菓子を作る際に「味が劣る」という印象を持つ方も多いかもしれませんが、実際にはバターよりも低価格で適切な種類を選べば、十分に美味しいお菓子を作ることが可能です。

お菓子作りに向かないファットスプレッド

お菓子作りには不向きなマーガリンが「ファットスプレッド」と言われる種類です。

このタイプのマーガリンは主にトースト用として使用され、一般的なマーガリンと比較して油脂含有率が低く水分が多いため、加熱に弱いという特性があります。

無塩バターを使うレシピでは、これらファットスプレッドの塩分が味のバランスを崩すことがあります

製菓用マーガリンはお菓子作りにOK

対照的に、「製菓用マーガリン」はお菓子作りに理想的です。

このマーガリンは食塩を含まず練り込みやすくホイップするのも楽という特徴があります。

低温でも固まりにくいため、バターを使う際に必要な室温への戻し作業を省くことができ、扱いやすさを向上させています。

製菓用マーガリンは特にお菓子作り初心者に向いており、植物性や動物性の油脂を使用しているため、バターよりも軽やかな風味が得られます。

もちろん、プレゼントなど特別な場合には豊かな風味とコクがある、バターの使用が推奨されますが、日常のお菓子作りではコストを抑えるためにマーガリンを利用することも効果的です。

通常、バターとマーガリンの価格差は約200円前後で、経済的なメリットも大きいです。

このように、お菓子作りに適したマーガリンを選ぶことで、コストパフォーマンスを保ちつつも、美味しい結果を得ることができるのです。

製菓用マーガリンを使った美味しいお菓子作りのコツ

製菓用マーガリンはバターと異なり、より軽い風味が特徴です。

この独特の特性を活かして、お菓子をさらにおいしく仕上げる方法をご紹介します。

製菓用マーガリンはバターの代わりとしてお菓子作りに使用することで多くのメリットを享受できますが、そのまま使用すると味が軽く感じられることがあります。

そこで、マーガリンを使っても風味豊かなお菓子を作るためのコツを紹介します。

1. 風味を強化する

   製菓用マーガリンにココアや抹茶を加えることで、深みのある風味を生み出し、マーガリン特有の軽さを補います

これにより、お菓子に満足感を与えることができます。

2. お菓子の種類を選ぶ

   マーガリンは特に焼き菓子パン生地に適しています。

その理由は、マーガリンが酸化しにくいため、焼き上がりの商品が長持ちするからです。

クッキーやタルトなど、サクッとした食感を求めるお菓子に最適です。

また、風味が足りないと感じる場合は、アーモンドパウダーなどの材料を加えて風味を補強することが有効です。

焦がしバターはマーガリンを使うのはやめておきましょう。
マーガリンには水分が含まれていますので、加熱するとはねて危険です!

製菓用マーガリンで楽しむ!おすすめの焼き菓子とパン生地レシピ

おすすめ① 焼き菓子

製菓用マーガリンは、バターに比べて酸化しにくく長持ちする特性を持っています。

これは、すぐには食べきれない焼き菓子作りに特に適しており、クッキーやタルトでその効果を発揮します。

これらの焼き菓子は、マーガリンを使うことでサクッとして軽い食感が楽しめますが、バター独特の風味がないため、より豊かな味わいを求めるときはアーモンドパウダーを加えることがおすすめです。

もし生地が柔らかすぎて型抜きが困難な場合は、絞り出し袋やスプーンを使ってドロップクッキーを作る方法が有効です。
これにより、簡単に均一な形のクッキーを作ることができます。
おすすめ② パン生地

製菓用マーガリンはパン作りにも最適です。

マーガリンは柔らかく練り込みやすいため、ふわふわの軽いパン生地が簡単に仕上がります。

市販のパンにも多く用いられているこのマーガリンを使えば、家庭でさまざまな種類の惣菜パンをアレンジして楽しむことができます。

ホームベーカリーを使用する場合でも、製菓用マーガリンは問題なく使用できるため、初心者でも手軽に美味しいパンを焼くことが可能です。

これらのテクニックを活用して、製菓用マーガリンを使った多様な焼き菓子やパンをお楽しみください。

3. バター風味を加える

   より本格的なバター風味を求める場合は、コンパウンドマーガリンの使用がおすすめです。

バターとマーガリンが混ざったコンパウンドマーガリンは、溶けにくく、クロワッサンやパイ生地などの複雑なお菓子作りに適しています。

しかもリーズナブルなのも嬉しいポイントです!

これらのコツを活用することで、製菓用マーガリンを使用しても、豊かな風味と優れた食感のお菓子を作ることが可能です。

さまざまなお菓子レシピに挑戦して、製菓用マーガリンの魅力を最大限に引き出しましょう。

お菓子作りにぴったりのマーガリンおすすめ4選

お菓子作りで大切なのは、使うマーガリンを適切に選ぶことです。

ここでは、お菓子作りに特に適した4種類のマーガリンを紹介します。

1. ホイップしやすい:【雪印メグミルク】ケーキ用マーガリン

このマーガリンはケーキ作りに特化しており、柔らかさとホイップしやすさが特徴です。

全国のスーパーマーケットで簡単に手に入るため、急なお菓子作りにも便利です。

2. 無香料:【無塩マーガリン】ソシエル

無香料でコクがありながら他の食材の風味を損なわないため、チョコレートや抹茶、ココアを使ったレシピに最適です。

3. 多岐に活用:【コンパウンドマーガリン】パンテオンセレクトバターリッチ(無塩)

バターに近い豊かな風味が魅力のコンパウンドマーガリンで、500gの大容量パックです。

ケーキや焼き菓子、パン作りなど、多岐にわたるレシピに活用可能です。

4. 効率よし:【折り込み用マーガリン】フレッシュシート

クロワッサンやデニッシュ、パイ生地などの折り込み作業に最適なシート状のマーガリンです。

一定の厚さで簡単に折り込むことができ、作業の効率を大幅に向上させます。

これらのマーガリンは、それぞれが特定の用途に最適化されており、お菓子作りのクオリティを高めることができます。お菓子作りに合ったマーガリンを選んで、より楽しく、美味しい結果を得ましょう。

マーガリンを使った簡単お菓子レシピ4選

マーガリンを活用して、手軽に作れる美味しいお菓子のレシピを4つ紹介します。

  1. スイートポテト
    マーガリンを加えることで、通常よりもクリーミーで滑らかな食感のスイートポテトが完成します。そのまろやかな口当たりが特徴です。
  2. 蒸しパン
    マーガリンを使うと、蒸しパンがふっくらと柔らかく仕上がります。マーガリンの含む油分が生地をしっとりさせ、食感を良くします。
  3. ごまのプレッツェル
    香ばしいごまをふんだんに使用したプレッツェルは、マーガリンの風味が加わることで一層の味わい深さを楽しめます。マーガリンは生地にもほどよいしっとり感を与えます。
  4. 生チョコ
    マーガリンを混ぜ込むことで、口どけの良いリッチな生チョコが作れます。マーガリンの滑らかな質感が、生チョコの豊かな味わいをさらに引き立てます。

これらのレシピは、お菓子作りに限らず、マーガリンを使用したさまざまな料理にも応用可能です。

日本マーガリン工業会のウェブサイトでは、これらのお菓子レシピの他に、パスタやごはんもののレシピも豊富に紹介されていますので、幅広い料理のアイデアを探すのにも最適です。

よろしかったらサイトを訪れてみてください。

マーガリン風味のスイートポテト(12個分)

材料

サツマイモ:1本(約200g
ビスケット:12
有塩マーガリン:20g
牛乳:80cc
砂糖:大さじ1
いり黒ごま:適量

作り方の手順

サツマイモを皮を剥いて水でさっと洗います。
サツマイモを耐熱皿に置き、ラップをかけて600Wの電子レンジで5分加熱します。
 竹串がスムーズに通るまで加熱し、取り出して熱いうちにフォークで潰します。
潰したサツマイモにマーガリン、牛乳、砂糖を加えてよく混ぜ合わせます。
混ぜたサツマイモをビスケットの上に均等に分けてのせ、いり黒ごまを振りかけます。

サツマイモに柔らかいマーガリンがなじみやすいです。

マーガリン蒸しパン(マフィン型4個分)

材料

小麦粉:100g
ベーキングパウダー:小さじ1
卵:1
マーガリン:40g
砂糖:大さじ4
牛乳:大さじ4
ドライフルーツ(角切り):80g

作り方の手順

小麦粉とベーキングパウダーを合わせてふるいます。
別のボウルでマーガリンと砂糖を混ぜ合わせ、白っぽくなるまで泡立てます。
③ 溶きほぐした卵を少しずつ加えながら混ぜ続け、その後、牛乳も加えます。
ふるった粉類を加え、さっくりと混ぜ合わせます。
最後にドライフルーツを加えて混ぜ、マフィン型に7分目まで生地を流し入れます。⑥ 600Wの電子レンジで4分加熱し、完成です。

冷蔵庫から出してすぐでもマーガリンはバターよりも柔らかいので、混ぜやすいですよ。

3. ごまプレッツェル(40~50本分)

材料

薄力粉:150g
砂糖:大さじ2
ベーキングパウダー:小さじ1/2
いり黒ごま:大さじ2
粉チーズ(マイルドタイプ):大さじ1
ケーキ用マーガリン:大さじ3
牛乳:大さじ3
塩:小さじ1/4

作り方の手順

薄力粉、砂糖、ベーキングパウダーをボウルに入れてふるい合わせます。
ふるいにかけた材料に黒ごま、粉チーズ、塩、マーガリン、牛乳を加え、均一になるまでよく混ぜ合わせます。
③ 生地をラップで包み、冷蔵庫で30分間休ませます。
④ 休ませた生地を3mmの厚さにめん棒で伸ばし、57mm幅に切ります。
⑤ 切った生地をクッキングシートを敷いた天板に並べ、160度に予熱したオーブンで2030分焼きます。
表面に軽く焼き色がついたら取り出し、冷まして完成です。
生地はラップに包んだりビニール袋に入れてから伸ばすと、キレイに伸ばせます。

4. 濃厚生チョコ

材料

板チョコレート:2枚(100g
生クリーム:60ml
ケーキ用マーガリン:20g
粉砂糖:適量
ココアパウダー:適量

作り方の手順

板チョコレートを細かく刻み、耐熱ボウルに入れます。
② 生クリームを鍋に入れて中火で温め、沸騰直前で火から下ろします。
③ 温めた生クリームをチョコレートが入ったボウルに注ぎ、ゴムべらで混ぜながら完全に溶かします。
④ チョコレートが滑らかになったら、マーガリンを加えてさらに混ぜ合わせます。
⑤ 混ぜた生チョコをラップを敷いた容器に流し入れ、表面をラップで覆って冷蔵庫で1時間冷やします。
⑥ 冷やし固めた生チョコをスプーンで掬って丸め、粉砂糖またはココアパウダーでコーティングして完成です。

無塩のケーキ用マーガリンを使用することで、簡単に美味しいスイーツを作ることができます。

マーガリンを使うことで、お菓子作りがより手軽に楽しめます。

【まとめ】製菓用マーガリンを使って美味しいお菓子を作るコツ

普段パンに塗る一般的なファットスプレッドはお菓子作りには向いていません

お菓子を作る際は、製菓用マーガリンを使用することをおすすめします。

ここでは、製菓用マーガリンを使って美味しいお菓子を作るための重要なポイントをいくつか紹介します。

  1. 風味を豊かにする
    製菓用マーガリンにココアや抹茶を加えることで、お菓子に豊かな風味をプラスすることができます。
    これにより、一層深みのある味わいを楽しめます。
  2. 焼き菓子やパン生地に適した使用
    製菓用マーガリンは焼き菓子やパン生地作りに特に適しています。
    加熱しても安定しているため、焼き上がりが美味しくなります。
  3. バター風味を求めるなら
    もしよりバターに近い風味を求める場合は、コンパウンドマーガリンの使用を考えてみてください。これは、バターとマーガリンが混合されており、バターに近い味わいを提供します。

製菓用マーガリンのもう一つの利点は、固まりにくく、室温に戻す手間が不要であることです。

これにより、お菓子作りが格段に扱いやすくなります。

お菓子作り初心者から経験者まで、製菓用マーガリンを使って様々なレシピに挑戦し、その便利さと多用性を体験してみることをおすすめします。

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